野茂引退と胸のつかえ

2008年8月17日

野茂が偉大なのは私も認めるところ。


もしお手元に今週の週刊ベースボールがあるなら、裏表紙をめくって欲しい。もし手元にない方は本屋かコンビニに行って立ち読みしてもらうのでも構わない。私が見て欲しいのは最終ページのコラムだけなので、わざわざお金払って購入するかは皆さんに判断して欲しい。

で、今週の週刊ベースボールは「野茂英雄引退記念特集号」である。特集ページは野茂に対する賛辞と惜別の言葉のつれづれである。

そんな中で週刊ベースボールの最終ページで連載されている佐藤編集長のコラムは私の気持ちを代弁してくれた内容であった。このコラムを読んだ時に「ああ、同じ感覚の人がいたんだなぁ」と素直に感じてしまった。

近鉄ファンとして見た場合、野茂英雄と言う投手は微妙な立場にある。というのは勝ち星は多いし三振も多く奪うけど、試合を見ていて疲れる投手だった。間合いの長さとフォアボールの多さがとてもスピーディではなかったのだ。当時球場で野茂のピッチングを何度も見た人ならこの気持ちはわかったもらえると思う。しかし知らない人にはこの気持ちがなかなかわかってもらえなかった。

もちろん野茂の活躍にケチを付ける気は毛頭ないし、馬鹿なフロントや首脳陣と衝突して近鉄を追われるように出て行かざるを得なかったことや、それが幸いとなってメジャーで活躍できたのは結果的には喜ばしいことである。ただ正直、野茂は近鉄のエースではなかった。勝ち頭で観客動員にも貢献したけど、絶対的な柱となる投手ではなかった。その当時のエースは阿波野秀幸だったと思っている近鉄ファンは多いと思う。それなのに近鉄のエースとして報道されるのには違和感が有った。

けれど今回の佐藤編集長のコラムを読んで野茂投手に対する胸のつかえが取れたような気がする。

もし可能ならコラムにある「引退試合」を球界挙げて行なって欲しいと思う。なぜなら「野茂」と言う選手は球界の宝なんだから。

Pocket

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。