寝台列車が消えて行く

この消し去っていいものなんだろうか。
asahi.comの『消えゆく東京駅発ブルトレ 「銀河」来春に引退』より

「ブルトレ(ブルートレイン)」の愛称で親しまれてきたJRの寝台列車が、09年春にも、東京から西へ向かう路線から姿を消す可能性が高まっている。利用客の減少が主な原因で、ほかの路線も同様の事情を抱えている。一部の豪華列車を除き、将来的には廃止の方向にあるという。

ブルートレインは小さい時からの憧れやった。
初めて乗ったのは大人になってから、東京発の「銀河」で大阪まで帰ってきたのが最初で、あとは北海道に行った時に「北斗星」に乗ったのと祖母が亡くなった時に葬儀の時間に間に合わせるために東京から「出雲」で京都へ向かった覚えがある。あとブルトレじゃないけれど寝台特急なら「サンライズ出雲・瀬戸」で大阪から東京へ戻った事がある。いずれも夜を有効に移動できて一日が有意義に過ごせたと思っている。
ところが時間がかかる事や値段が高い事、設備の老朽化などで利用客が減少してブルートレイン廃止の危機を迎えている。
確かに主要な都市なら新幹線や飛行機で夕方移動してホテルでゆっくりするほうが楽だし、安く上げたいなら高速夜行バスが便利なのも判る。だから利用客が減るのも仕方ないなとは思う。
でもブルートレインには他の移動手段ではない「旅情」を味わう事ができる。これを有効に活用できないだろうか。


今走っているブルートレインのほとんどは車両が作られてから時間が経っていて老朽化している。くつろぐという感じも旅情を味わうという感じでもない。全てを個室化してゆったりできる車両に取り換える事で、旅行を楽しむ列車というコンセプトを打ち出せば高速バスより快適になりそれなりに需要はあると思う。
また走行区間やダイヤを考えて、新幹線の最終より遅く出発して次の日の始発前に到着するようにすれば新幹線を補完する列車として機能するのではないだろうか。サンライズ出雲・瀬戸が大阪や神戸からの乗降があるのは新幹線の最終に乗り遅れても次の日の朝には東京にいられるからで、しかも新幹線+宿泊費より安く上がって隠れた人気列車だったりする。また東京から見れば近畿北部や紀伊半島などのように直行のバス・列車・航空機がなくブルートレインが翌朝現地に着く貴重な足になっている列車もある。ダイヤがよければ利用率が増える列車もあるんやないやろか。
こうしてみるとただ漫然と走らせているなら廃止もやむなしだけど、改善すれば収支を向上させる余地はまだあるような気がしている。ただ今走っているブルートレインは老朽化しているので車両を置き換えて最新にする必要はあると思う。
こういった改良を常々していれば利用者減少に歯止めをかけられたかもしれないのに、それをせずに収支が悪くなったので廃止というのは正直納得できない部分がある。
でも廃止がほぼ決まったのなら、無くなる前にもう一度乗って旅情を味わいたいね。
九州行きブルートレインには乗った事がないのではやぶさに乗って熊本辺りへ行って九州新幹線に乗るなんていう、旅に出てみたい。

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