区域外再送信でチャンネル増やそう

これは総務省の久々のスマッシュヒットかもしれない
iZaの『地デジ再送信に同意を CATV申請に初裁定』より

菅義偉総務相は17日、福岡県の民放4局に対し、大分県のCATV(有線テレビ)4社が求めていた地上デジタル放送を大分県内に流す「区域外再送信」に民放は同意すべきだとの裁定を下した。民放側は「放送局経営へのダメージが大きい」などの理由で同意を拒んでいたが、裁定は「同意しない正当な理由があるとは認められない」とした。区域外再送信をめぐる裁定は過去2例あるが地デジでは初めて。

東京では普通の地上波テレビ放送は9チャンネルもありますが、地方に行くとNHKと地元局が数局ということがあり、東京でやっているおもしろい番組が見られないなんて言う事もたびたびあります。どうしてもたくさんのチャンネルを見たいという人は衛星放送やケーブルテレビに加入するしかありませんでした。
しかし地デジ放送が始まると放送局同士が「談合」してお互いのテリトリーを犯さないように、電波の出力を抑えたりケーブルテレビへの再送信を認めない事で自社の権益を確保する方向にいます。
大分の場合、地元には民放は3局しかありませんがケーブルテレビに加入すれば福岡の放送局が全て見られるので、アナログ時代は対価さえ払えばなんとかなりました。ところが地デジ放送が始まって福岡の放送局は大分への再送信を認めないことにしたのです。これに反対してケーブルテレビ局が総務省に申し立てを行ない意見が通りました。これで大分の人も地デジ画質で今までどおり福岡の放送局も見られるわけです。
でもこの問題、地方だけの話ではありません。首都圏でも実は同じような事が起きています。


首都圏にはNHKと民放キー局6社の他に県域放送局(特定の県でのみ視聴可能な放送局)が6つあります。
特に東京に近い神奈川、千葉、埼玉の3局は独自の番組作りで人気を博していて、番組へのお便りなどもなぜか写っていないはずの都内からの視聴者から来る事が多かったなどという話もあります。
ところが地デジが始まって東京都内から神奈川や千葉、埼玉の放送局が入らなくなってしまった人が多くなりました。ケーブルテレビでもアナログ時代には再送信していた局がデジタル化されて見られなくなったのです。つまりデジタル化が不便をもたらしているのです。
しかし今回の裁定で区域外再送信が認められるとなると、再びアナログ時代のように県域放送局も見られるようになる可能性が高くなりました。これは視聴者側がチャンネルを選ぶ権利を持つ当たり前の事が認められたといってもいいでしょう。
基本的に放送局側は制度による縛りでなく、チャンネル増やしてもらって番組作りで勝負してもらって視てもらえるようにしてほしいです。
でもはっきりいって今の地上波放送で絶対みたいという番組は、私の中ではほとんど無くなりました。
必ずみているのは、朝の時計代わりにみているニュースぐらいのものです。
タレント同士がじゃれあっているつまらない番組より、良質のドキュメンタリーやニュース、スポーツが私は見たいですね。
このまま番組作りが変わらないようだったら、全国どこでも見られるスカパーが一番という事になってしまいますよ。

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