鬱と戦う苦しさ

アンケート結果を見て、これには自分も納得しました。

nikkei BP netの『うつ病になってつらいこと、失業など「経済的な問題」が最多、患者アンケート』より

シミックは7月2日、うつ病患者に対する意識調査の結果を発表した。それによると、うつ病になってつらいことは「職場を休職、失業するなど経済的な問題」という回答が56%で最も多かった。これに「治療効果が現れない」(41%)、「友人や家族の理解が得られない」(40%)、「薬の副作用」(36%)と続いた。

シミックという会社がとった鬱病患者アンケートの結果が公表されました。

それによると一番つらいのはやはり「経済的問題」でした。

私も鬱病で休職中の身分ですが、経済的な問題は常につきまといます。

働けないので収入が減るのに、診療費や薬代で出費は増えてゆくのでどうしても生活をきりつめたり本来ならストレス発散にするべき趣味や気分転換にお金をかけることができなくなってきます。

この経済的問題は政府の緊縮財政もあって、保険による支援が減らされているのが実情です。もうすこし細く長くでもいいので支援してもらえるとありがたいと思います。

さらに病気が長期化すると失業の恐れが高くなるので、ただでさえ精神的に不安定なのに経済的問題が追い討ちをかけてしまい、悪い方向へ向かってしまうことになります。

かくいう私も今、失業してしまえば相当苦しい生活になるのは目に見えています。少なくとも一人暮らしはできないでしょう。

2番目に回答の高かった「治療効果が現れない」のは、かかっている医師や処方された薬が自分の病状や体質に合わないことが精神疾患の場合は多いので、自分に合う医師や薬に巡り合うまで時間がかかることが原因だと思います。私の場合は医師には恵まれましたが薬は何度か変えて今の処方でやっと回復傾向にあります。ある意味これは「運」が左右してしまうところだったりします。

「友人や家族の理解が得られない」や「薬の副作用」は私の場合ほとんど困ることはありませんでした。

というか親には診断が下った時点で鬱病であることを正直に話し、困ったときには助けてもらうように話をしましたし、親も理解してくれました。副作用も多少はありますが生活に困るほどのことはありませんでした。これも運が良かったんでしょうね。

よく「鬱は心の風邪」という表現をされます。

かかりやすい確率は風邪並なのかもしれませんが、鬱にかかったときの苦しさや治療期間の長さは風邪とは比べ物になりません。それも体が苦しいだけでなく生活基盤そのものから蝕んでゆきます。

風邪にたとえられるほど鬱は優しい病気ではありません。

それだけに社会全体で「鬱にならないようにすること」と「鬱になったらどうやって支援してゆくのか」をもっと考えて欲しいと思うのは患者のわがままなのでしょうか?

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