花と仏教の山

昨日の夜、家の母親が何気なくいった一言で、家族で比叡山に遊びに行くことにしました。

実家の最寄り駅から比叡山まで周遊キップが発売されていて、通常価格の半額で遊びに行けるのだそうです。

早速、最寄り駅でキップを3枚購入してまずは京都市内を過ぎ比叡山のふもと「八瀬」へ向かいます。

この八瀬からはケーブルカーとロープウェイで比叡山の山頂まで一直線です。

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比叡山の山頂には昔は遊園地があったのですが、いまは「ガーデンミュージアム比叡」という自然植物園と陶板による絵画が飾られた有料庭園になっていました。

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ガーデンミュージアム内には花が咲き乱れ、花の蜜を求めて虫たちが集まります。

あちこちでミツバチやチョウを見ることができました。

また水辺では可憐な睡蓮の花が咲いていましたし、木々には野鳥がとまり美声を鳴らしていました。

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また比叡山の山頂ということもあり眺望も期待したのですがあいにく曇り空で視界が悪く琵琶湖や大津の町並みは霞んでいました。

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ガーデンミュージアムでお弁当を食べた後、バスで移動して世界文化遺産にも登録された「延暦寺」に向かいます。

「延暦寺」と聞くと一つのお寺だけのように聞こえますが、実は比叡山全体を境内とする寺院の集合体です。延暦寺は大きく3つの地域(三塔)に別れていて、私たちは最初に一番北側で奥の院に相当する「横川(よかわ)」へゆきました。

横川は今でも仏教を学ぶ人の修業場になっています。

以前に深大寺に行ったときにも同じ名前のお堂があった「元三大師堂」や朱塗りが鮮やかな「横川中堂」がそびえ立ちます。

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小雨がそぼ降る中、横川の参道を歩くと各地のお寺から寄進された石灯籠があります。その中には東京の深大寺などのお寺の名前もありました。延暦寺が仏教の各宗派のもとになった日本の仏教のおおもとであることをしめしています。

横川の各寺院を参拝した時点で3時を過ぎ山内を巡回するシャトルバスの最終便が近づいてきたので、延暦寺の中心である「根本中堂」を最後にお参りして帰ることにしました。

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根本中堂は国宝にも指定されている延暦寺の総本堂とも言える場所です。堂内は撮影禁止だったのでお見せできませんが、根本中堂に奉られているご本尊(薬師如来)は石造りの土台上に安置されており、暗い色合いも相まってものすごく厳かな気持ちにさせられました。

このご本尊を見ただけで今日の御利益はあったように思います。

そのあと病気が回復し社会復帰できるように護摩木を焚いてもらうようにしてもらって、延暦寺を後にしました。

今日は何気ない思いつきで遊びに行ったつもりが、花や虫たちを愛でることができ、また日本の仏教の神髄に触れることで心が洗われるような一日でした。

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