それでも僕はウイルコムを使い続けるだろう

2007年3月12日
Mobile

ITmediaの『神尾寿の時事日想:競争環境の変化で、失われる“ウィルコムだけ』より

フルブラウザ向けデータ定額、PCデータ通信定額——これまで“携帯にはできないサービス”をウリに独自路線を進んできたウィルコムだが、ここに来て携帯キャリア各社の競争に巻き込まれつつある。2007年はウィルコムにとって、大きな転換点となりそうだ。

ウィルコムの現状と周囲の状況を的確に分析した記事です。
ではウィルコムはもう衰退してゆくしかないのでしょうか。
私はそうは思っていません。


それはPHSの特性を生かしてゆけばまだまだ使えるキャリアだと思っているからです。
一つは携帯電話に比べてメールやインターネットが安価にかつ自由に使えることです。最近は携帯電話にもフルブラウザが搭載されパケット定額制も提供され以前ほどではありませんがメールやインターネットへの敷居は低くなったと思います。しかしパソコンを繋いだりすると別料金になったり速度制限があったりします。
高速で低価格な通信を旗印にイー・モバイルがサービスを今月末に開始しますが、残念ながらサービス提供エリアが首都圏と関西、名古屋の一部でウィルコムのように全国で使えるようになるのはかなり先の事になります。音声通話のみ来年からNTTDoCoMoへ乗り入れ(ローミング)を行なうのですがデータ通信は独自通信網の構築待ちになるようです。
もう一つは高音質な通話が安価にできる事です。ウィルコムは音声通話にフルレートと呼ばれるCD並の音質がでる方式を使っています。しかし携帯電話ではハーフレートと言う音質を下げてその分電波を有効利用しようと言う方式を使っています。携帯電話で相手の声がたまに聞き取りづらかったり声が変わって聞こえるのはこのハーフレートのせいです。
ソフトバンクモバイルがホワイトプランで低価格攻勢を仕掛けてきましたが、音質が悪い事と定額サービスに時間制限があること、メールは別料金であり言うほど低価格ではないので私の使い方ではウィルコムの置き換えには無理があります。
携帯電話にはコンテンツの数や地方部の電波状況など劣る点もありますがコストバランスを考えれば都市部とネットワークに強いキャリアとして生き残ってゆく事は充分可能だと思います。今後もサービスやエリア、端末などの改善を行なう必要はありますが、低コストで高品質なキャリアとして消費者に訴求してゆけばもっと広まっても良いと思います。
「PHSだから」と色眼鏡で見られる事も多いキャリアですが、使ってみると悪くないキャリアである事がわかります。
少なくとも現状よりサービス品質が落ちない限り、回線契約を一本化する事はあってもわたしはウィルコムを使い続けると思います。

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