レースマシンもエコロジーの時代

iZaの『地球を救え、1秒でも速く ホンダ、F1マーケティング新時代』より

これがモータースポーツにおける地球環境問題への答えです-。本田技研は26日、英国ロンドンの大英自然史博物館で、今季の自動車・F1世界選手権に参戦するマシンの新カラーリングを発表した。
新たなコンセプトに基づくカラーリングは、宇宙から地球を見た画像をベースにした緑と青のデザイン。テーマは環境で、「チームとサポーター(スポンサー)が一体となり、環境問題解決のために取り組んでゆく」というメッセージが込められている。
現在のF1で一般的なスポンサーのロゴはなく、協賛企業は環境問題を訴えるマシンの画像、映像や、今後発表される予定のチームロゴを、CMなどで利用することができる。スポンサー料やライセンス料の一部は環境保護団体へ寄付される。

テスト走行では黒と白のカラーリングで走っていたホンダF1チームの新マシン「RA107」のカラーリングが発表されました。そのカラーリングは今までのモータースポーツにはない概念のカラーリングです。
モータースポーツでは車両のカラーリングは、この数十年はスポンサーの意向を受けたデザインにするのが普通でした。つまり走る広告塔の役割を期待されて走っていたのです。大昔はナショナルカラーといわれるチームが所属する国の色(日本であれば白と赤)を採用するのが当たり前でした。
しかし今回ホンダF1チームが発表したのは海の青と大地の緑をイメージした、スポンサーの意向にとらわれないカラーリングです。このカラーリングで全世界のモータースポーツファンに「エコロジー」を訴えるのが狙いです。車両には広告を一切表示せず、理念に賛同したスポンサーが資金を提供する代わりに車両のデザインやロゴ、走行シーンなどの使用権を得ることで「環境に配慮した企業」のイメージを与えようと言う方法です。
一見モータースポーツと環境問題は相容れない問題のように見られがちです。しかしレースマシンにつぎ込まれる膨大な資金によって得られた研究結果から、省燃費や効率改善などの技術が得られそれが市販車にフィードバックされています。決してモータースポーツは空気を汚すだけの道楽遊びではありません。
この間接的なスポンサードの方法がF1でうまくいくかはまだ判りません。
ただ理念そのものはうなずけますので、ぜひ成功に持ち込んで欲しいです。
もし叶うなら日本グランプリでホンダミュージックを響かせながらエコロジーカラーリングのRA107が先頭でチェッカーフラッグを受けるシーンを見てみたいものです。

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