野球難民

2006年3月6日

「野球難民」という本を読み終えました。


そして野球難民は私の今の置かれている現状でもあります。
野球難民とは野球が好きだったのに野球界に居場所がなくてさまよっている人たちの事です。元はといえば一昨年の球界再編騒動における大阪近鉄バファローズとオリックスブルーウェーブの合併にて、どこのチームのファンとなれるわけでもなく、球場にも居場所がなく、テレビの画面に野球が放映されても何となく正視することができない。そのような人々たちを指すと思ってもらえばいいでしょう。
事実、私は今でも大阪近鉄バファローズのファンです。間違ってもオリックスバファローズのファンではありません。
それに対して今更何をこだわっているのだ今の野球を楽しめばいいじゃないかと言う人もいます。でもそれが私には出来ません。
今の野球を愛する人自体は否定しませんが、今の日本野球自体は愛せる物がないし楽しめる気持ちにもなりません。それは今回の合併騒動で受けた心の傷がそうさせるのだと私は感じています。
今回の球界再編には功罪両方が存在します。しかし罪の中に特定の「ファン」だけが被ってしまった罪の部分があります。
その罪の部分を「ファン」へのインタビューにて再構成したドキュメンタリーが「野球難民」という本です。
この本を読み進めていくだけで私の涙は止まりませんでした。ページをめくるのに躊躇した日も何度となくあります。私は本を読むのは割と早くてちょっとした本であれば数時間で読み終えてしまう人なのですが、この本だけは読み終えるのに2週間以上かかりました。それでも読み終えた事で同じような立場の人の複雑な気持ちが共有されているような気がして、心の中のもやもやが少しだけ晴れたような気がします。
出来るなら野球ファン全てに読んでほしいと思う一冊です。

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