電子情報技術産業協会(JEITA)の統計によると、PHSの出荷が好調で前年同月比2.7倍の出荷台数だそうです。
PHSのキャリアは3社ありますがNTT Docomo、ASTELともに新規契約受付を中止しており実質のPHSキャリアはウィルコム1社という状態です。そんな他社が撤退傾向に有る中で出荷台数が前年比2.7倍に増えているというのはウィルコムが好調な証ですね。
PHSですので携帯電話とは異なる点も多いのですがウィルコムのメリットとしては
- 通話時の音質が良い
- 低電磁波で古い携帯電話に比べると身体に優しい
- ウィルコム同士なら音声通話が定額にできる
- メールも端末のフルブラウズもパソコン接続も全て定額にできる
- 基本プランが安いのでトータルコストで携帯電話より安くつく事が多い
逆にデメリットとしては
- i-modeやEz-Webほどコンテンツが揃っていない
- おサイフケータイやワンセグケータイが無い
- 通話エリアが携帯より狭い(でも都市部ではほぼ問題なし)
といったところでしょうか。
ですのでやみくもにはお勧めしませんが、ウィルコムのメリットに魅力を感じる方であれば購入を検討して見る価値はあると思います。とくに次のような方にはお勧めですね。
- ケータイでフルブラウズしてパケット代が高額になっている
- メールをたくさんやり取りしてパケット代が高額になっている
- 特定の人との通話が多い
- パソコンとも接続して出先でインターネットを利用したい
『すろー・ふぉわーど』では今後もモバイルユーザ視点でウィルコム情報を追っかけて行きます。
参考:引き続き好調なPHS出荷、4月は前年の2.7倍(日経BP)