企業スポーツの限界

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<男子バレー>旭化成、譲渡先決まらず(YAHOO! NEWS:毎日新聞)より

旭化成(本社・東京)は30日、岡山県倉敷市に拠点を置くバレーボールVリーグ男子の「旭化成スパーキッズ」の全体移籍を断念したと発表した。3月に廃部を発表し、チームの譲渡先を探していたが実現しなかった。選手たちには同日午前、決定を報告。今後は現役続行を希望する選手の個人移籍に努める。

またしても企業所有チームの廃部によって選手が宙に浮いてしまう事態がおきました。
企業が業績を最重要視する以上、自社の宣伝や社員の福利厚生の為にスポーツチームを持つことは日本のプロ野球のような例外を除くと、時代にそぐわない事だと思います。
Jリーグのように独立して収支を明確にしその中でチーム運営をおこないつつ地域に密着してスポーツ振興を図って行くの本来の姿だと思います。ただJリーグは人気がある事とプロチームなので収益力があるからできることであり、大半のスポーツがプロチームを支えて行くほど人気も収益力も持たないのも事実です。
でもバレーボールは日本代表戦では代々木体育館を満員にするほどの集客力があります。それなら国内リーグ(Vリーグ)ももっと人気があってもおかしくありません。ところがVリーグでは企業の応援動員が主体になり思ったほど収益を上げられていません。
それはリーグやチーム運営側に意識の問題が有るとしか思えません。プロじゃないから儲からなくてもリーグさえ存続すればよいと思っているのではないでしょうか。その考えではいずれそのスポーツは衰退してしまいます。事実運営能力の低さで収益が上がらない上に企業チームが減少し国内リーグを打てなくなったアイスホッケーのような例があります。
私が理想に近いなと思っているチームがあります。それは「アルビレックス新潟」です。Jリーグのプロサッカーチームとスーパーリーグのバスケットボールチームを所有していますが、どちらも地域密着を掲げ確実にファン層を広げて、なおかつ採算も苦しいながら取れています。
このようなスポーツチームを所有する組織が増えて、いろいろなスポーツにプロチームやクラブチームが参加し各スポーツの人気が高まることで日本のスポーツが発展するのが理想のように思えます。
親会社の業績に左右されずにスポーツに打ち込める環境を作らないと、日本のスポーツはいつまでも中途半端なままなのかもしれません。

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