iTunesとストア展開、そして謎のiTV

Apple

昨日、iTunesがバージョン7にアップされるとともに今まで「iTunes Music Store」と呼ばれていたWEBストアが「iTunes Store」となって音楽だけでなく動画の販売も本格的に始める事になりました。AppleとDisneyがひっついた時点で動画配信をしてくるのは目に見えてきましたが、それらの噂が現実になる日が来たわけです。ただし残念な事に日本は著作権の絡みでいつもの通り蚊帳の外です。
ただすこし驚いた事は今回の動画配信でてっきりディズニー作品を目玉に持ってくると思ったら、今回の目玉はNFL(アメリカのアメフトプロリーグ)の試合ダイジェストを試合翌日から1試合当たり$1.99で販売する事だったからです。たしかにNFLはアメリカの4大メジャースポーツでも最も視聴率の取れるコンテンツなのでAppleは良い所に目をつけたように思います。


また動画配信の他にiPod(5G)で動作するゲームの販売もiTunes Storeで開始しました。ゲームの販売は日本でも行なわれ1本¥600.-とちょっと高めのような気がしますが9本のゲームが用意されています。iPodで動作するゲームなので操作性の面からゲームの種類が落ちものゲームやパズルなどに限られそうですが日本のナムコがPac-manを提供しているなど今後ゲームコンテンツも増えそうな感じです。
iTunesはバージョン7になって見た目においてはかなり変化しました。Podcastのダウンロード状況や未視聴コンテンツ数が表示されたり、ムービーのサムネイルが表示されますが、それでいて動作が軽快なのでかなり使いやすくなっています。Appleのコンテンツ管理ツールとしての中核の位置づけとして力が入っているツールであることに間違いはありません。
さて最後に発表だけがあった「iTV」。来年1〜3月ごろには発売になるセットトップボックスのようです。詳細は発表されていませんが多分ITunes Storeでダウンロードしたコンテンツをリビングのテレビで見る為の装置と思われます。Appleのリビング進出戦略にはMac miniにFront row(リビング向けユーザインタフェイスソフト)が既にありましたがMacを持たずともiTunes Storeを利用できるようにする事で利用層の拡大を図る考えなのでしょう。
AppleはMacintoshのハードウェアからiTunes Storeのコンテンツビジネスで収益を上げることに比重を置きつつあるような気がします。それはそれで構わないのですがMacintoshへの投資もおこなって既存ユーザをがっかりさせないようにして欲しいですね。
でも日本では利権が交錯していてこのようなコンテンツビジネスがどこもうまくいっているように見えませんね。一番うまくいっているのが後発のiTunes Storeというのは他のコンテンツリセーラがユーザの方ではなくコンテンツホルダ側を見て商売を行なっているのがバレバレですね。このままiTunes Storeが一気に売り上げを伸ばしていったほうがコンテンツホルダ側の意識も変わって良いのかもしれません。意識が変わって日本でも動画販売が本格的になると面白いですね。
長文になりましたが、世界的に見てもiTunes Storeはオンラインコンテンツ販売の優秀な事例である事に間違いはないでしょう。

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