[es]のメール機能

2006年7月31日

W-ZERO3[es]のメール機能には個人的に期待を寄せていました。というのもW-ZERO3メールという形で従来機種からメール機能を改善したとの事前情報があったからです。そこで実際に数日使ってみての感想を書きたいと思います。
Wzero3Esml01-1
今まで使ってみた限りではメールクライアント(MTA)としての完成度は低いと思います。
それはいくつか問題点があるからです。


画面の切換が遅い
未読のメールを選択して本文を読もうとすると、本文が開くまでの間しばらく待たされます。待ち時間はメールの大きさに比例して長くなるようです。多分メールの全文を一気に読み込んでから表示しようとしているのでしょう。またカーソルを移動させてスクロールすると画面の切り替わりがわかるほどゆっくりです。少なくとも画面周りに関しては軽快さはありません。
他の機能との連携が中途半端
W-ZERO3[es]にはW-ZERO3メールの他にライトメールとOutlookメールが搭載されています。ライトメールは携帯電話同士で直接メールをやり取りする機能です。OutlookメールはWindows Mobile標準のメール機能です。メールの機能が複数ある為、システム内の連携がすごく中途半端になっています。
マニュアルの補足にも記載されていますが、PIMの連絡先からメールを送ろうとしたり、カメラで撮影した画像をメールで送ろうとするとW-ZERO3メールではなくOutlookメールで新規メールが作成されてしまいます。OS側の制約なのでしょうがメール機能をW-ZERO3メールに集約するようにしないと、送受信したメールが複数のメールシステムに散らばってしまい収拾がつかなくなる可能性があります。
設定でカスタマイズができる範囲が限られている
Outlookメールよりはそれなりに改良されているW-ZERO3メールですが、返信先アドレス指定の”Reply-to”が指定できなかったり、返信メールを作成する時必ず相手メールの本文が引用されるなど、MTAの機能としては決して高くありませんしカスタマイズできる範囲が少ないです。Windowsのフリーのメーラでももう少し柔軟にカスタマイズできるものが多いので、これはメーカに改善を求めたいです。
マルチパートメールの処理が正しく行なわれない
これは明らかにバグだと思うのですが(バグでなければ仕様の誤り)、HTMLとテキストのマルチパートメールを受信した時どちらもメールの本文として表示されてしまいます。W-ZERO3メールはHTML対応はしていないのでHTMLパートを破棄しテキストパートのみを本文に表示させるべきですがそれがされていません。
いろいろと問題点や不満をあげてみましたが、いまのところ他のメーラに乗り換えようと言う気はおきません。というのは数々の問題点を超えるメリットがW-ZERO3メールにはあるからです。それは「サーバにメールが届いたら自動的に受信してくれる」ことです。携帯電話のメールでは当たり前のことですが今までのパソコンやPDAのメーラには定期的なメール受信はあってもリアルタイムにメールを受信する事はできませんでした。リアルタイムに着信したメールにフルキーボードを使って長文の返信を返す事が可能になっただけで、私にとっては充分価値があります。
ただリアルタイム受信に価値を見いださない方にはnPopなどのオンラインソフトでカスタマイズしてメールを利用される事をお勧めします。
当面の間、私はW-ZERO3メールだけで運用してみようと考えています。それで我慢できなくなった時には運用を見直すなどして対処するのではないかと思います。

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