DoCoMoのスマートフォンは一般に普及できるか

2007年9月2日

ちょっとエントリが遅くなりましたが、気にはなったので。
ケータイWatchの3記事より
ドコモ、Windows Mobile搭載のFOMA端末2機種

NTTドコモは、Windows Mobile搭載の富士通製FOMA端末「F1100」とHTC製「HT1100」を発表した。2007年第4四半期に発売される予定。

無線LAN・指紋認証などを備えた「F1100」

「F1100」は、スライド機構を採用した、富士通製のWindows Mobile 6 standard搭載FOMA端末。発売時期は2007年度第4四半期。法人利用を意識した機能が多く用意されているが、一般ユーザーも購入できる予定。価格は90Xiシリーズと同水準としている。

独特のタッチ液晶操作に対応した「HT1100」

「HT1100」は、HTC Nippon製のWindows Mobile 6 professional搭載FOMA端末。発売時期は2007年度第4四半期。法人だけではなく、一般ユーザーも購入できる。価格は90Xiシリーズと同水準としている。

DoCoMoが新しいスマートフォンを投入してきました。
普通の携帯電話と同じような大きさ、形状でタッチパネルを採用する事で操作のしやすさなどを狙っています。多分にiPhoneを意識しているのだと思います。
今回は法人だけでなく一般への販売もするようですが、他社のスマートフォンに比べると一般への販売は苦戦するような気がします。
それはなぜでしょうか。


まず、一般の携帯電話ユーザには必須といってもよいiモードやiアプリが使えない事です。
普通の携帯電話と異なりOSにWindows Mobile 6を採用しています。そのためパソコンのように自由にカスタマイズできるのですが、逆にクローズドなプラットフォームであるiモードのような仕組みは搭載できません。だからDoCoMoのスマートフォン1台で全てを完結させる事は出来ません。
iモードなどを使いたければ普通の携帯電話と併用する必要があります。
もう一つは料金体系や契約が複雑で高額になる事です。
DoCoMoのスマートフォンでメールを使うためには「mopera U」というインターネット接続サービスに加入する必要があります。しかもmopera Uのメールはパケット定額制に加入しない場合(例えばパケットパック30を利用した場合)、有料になります。
スマートフォンを使うと通信を行なう機会が増えるのでパケット定額制は必須です。ところがDoCoMoスマートフォンの場合「Biz・ホーダイ」というパケット定額制には対応していますがこのmopera UとBiz・ホーダイを契約しただけで¥6,510.-になってしまいます。この値段はソフトバンクモバイルなどに比べると高額です。
最後はサポート体制です。
今までモバイルをしてきた人ならともかく初めてスマートフォンを個人で使う人にはキャリアやメーカー側のサポートが必須です。
しかしDoCoMoは今までスマートフォンを法人向けにしか出してこなかったので個人向けサポート体制がありません。もし個人ユーザがDoCoMoショップにスマートフォンを持ち込んでサポートを受けようとしても対応できるかが不安です。
ネットにアクセスして情報を集められる人でないと活用は難しいでしょう。
結局DoCoMoだからといってウィルコムやイー・モバイル、ソフトバンクモバイルに比べて突出した利点はありません。強いてあげるならDoCoMoの電波のエリアの広さぐらいのものです。しかし売りにしている高速通信(HSDPA)は電波の弱いような地方ではサービスを開始していないため積極的な購入に繋がるメリットではありません。
これでは一般のユーザもヘビーなモバイラーも積極的に購入できる機種ではありません。
価格体系の整理やサポートを手厚くしない限り、DoCoMoであってもスマートフォンの一般への普及は難しいと思います。
個人にも販売はするけど、メインターゲットは法人なのでしょう。
まぁ今までhTz cやM1000を公式には一般へは販売しなかったので、販売してくれるようになっただけでもDoCoMoの変化の兆しなのかもしれませんが。

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