Androidは日本で活躍の場は与えられるか

よくも悪くも期待を外したような気がする。
ケータイWatchの『Googleら34社が携帯プラットフォーム提案、ドコモ・KDDIも参加』より

GoogleやT-Mobile、HTC、クアルコム、モトローラら34社は、「Open Handset Alliance」を設立し、携帯端末向けプラットフォーム「Android」(アンドロイド)を発表した。11月中旬には開発者向けにソフトウェア開発キット(SDK)の提供が開始される予定で、同プラットフォーム搭載製品は2008年上半期にも登場する見込み。
(中略)
「Open Handset Alliance」にはNTTドコモ、KDDIも参加している。ドコモでは、「W-CDMAの国際的な普及促進に期待でき、共通化されたプラットフォームは利便性も高くなる」としている。KDDIは、「ニーズが多様化する中、KCP+とは違う切り口の携帯電話を模索する中で参加した」としている。なお、両社とも現時点で具体的な商品化は未定で、既存のプラットフォームを置き換えるものでは無いとしている。

iPhoneとは違う方向で画期的な電話が発売されるとの噂で持ち切りだったGoogle Phoneですが、実際に発表されたのは携帯電話のソフトウェアプラットフォーム「Android(アンドロイド)」でした。このAndroidの利用を推進する組織にNTT DoCoMoとKDDI(au)が参加しています。
では日本でAndroidケータイが華々しく登場するのでしょうか?


正直、日本ではひっそりと搭載されて一般ユーザが認知しない形で製品として登場するのでは無いかと思います。ましてiPhoneのようにSDKが公開されてユーザの手によって機能や使い勝手が向上されていくような事は無いと思います。
今販売されているケータイは実は内部でパソコンと同じようにOS(オペレーティングシステム)が動作していてその上で通話やメール、カメラ、ワンセグ、音楽再生、ゲームアプリなどが動作するようになっています。そのOSはLinuxやSymbian OSというメジャーなOSだったりします。
ところが日本のケータイでは勝手にアプリケーションをユーザやソフトメーカーが開発できないようになっています。例外的に基本機能に影響を与えにくい形でJAVAアプリケーションのみ利用できるようになっていています。ですのでゲームなどは開発できても、例えば電話帳機能の使い勝手を向上させるようなアプリケーションは出てきません。なぜなら携帯電話キャリアとメーカで内部の開発に必要な情報を非公開にしているからです。そのかわりケータイのメモリを破壊するようなウイルスや情報を暴露するようなマルウェアに感染する可能性が非常に少なくなっています。
内部を非公開にする事で安全性は高まるのですが自由度は低くなります。日本のケータイはそうやって枠にはまった形で(悪く言えばお仕着せ)の端末を利用しかないようになっています。例外的にWindows Mobileなどが搭載されたスマートフォンがありますが、スマートフォンでは公式コンテンツが見れないとかメール(MMS)が送受信できないなど「普通のケータイ」として使えないような形で提供されています。
Android環境はオープンなプラットフォームとしてある程度開発環境は提供されるようですが、日本で発売される携帯電話端末ではアプリケーションをインストールできないようにしてしまってユーザがカスタマイズできるようなオープン性は持たせないでしょう。例えて言うなら「柵に囲まれてその上周りは監視員が守っている牧場の中で暮らす羊」のような環境でお仕着せの携帯電話を使う事を求められているのです。
今のケータイ電話で充分に満足している人は、そのまま今の携帯電話環境を使うのが安心できていいと思います。
しかし「鳥のように自由な環境」でケータイを使いたい人には今の環境では満足できないのです。Androidケータイは自由な鳥が大空から見れば、今までの携帯と何も変わりは無いでしょう。
Androidになって便利になるのは携帯端末のソフトウェアを開発するメーカの人だけで、利用者には大したメリットは無いですね。
それならiPhoneのほうがよっぽどおもしろそうです。

Pocket

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。