2010年、ケータイ改革の旅

と、いうことは1円ケータイは3年以内に買えという事やね。
iZaの『端末と通信料を分離、SIMロックも解除へ』より

総務省は3日、携帯電話の将来像を検討する「モバイルビジネス研究会」が先月26日に公表した、携帯電話の利用規約を2010年をメドに大幅に変更するとの方針を盛り込んだ報告書案に対する意見募集の結果を発表した。報告書案では携帯端末の値引き分を通信料から回収するなどの現行の商慣習を改めるよう段階的に是正を促すとしたが、これに対しイー・モバイルを除く携帯事業者は「他の方法もある」などの意見をぶつけた。
(中略)
一方、現在は電話番号などの情報を記録したICカード「SIMカード」を携帯事業者が自由に着脱するのを防ぐ「SIMロック」を設けているが、報告書案は、利用者が携帯事業者を変えても同じ端末をそのまま使えるよう、10年度をメドにSIMロックも解除する方向を示し、携帯各社は賛同した。

以前から取り上げてたけど、携帯電話の料金体系が2010年に新しくなる事にほぼ決まったようです。


もう一度おさらいしておくと今の料金体系はこんな感じ。

  • 端末(電話機本体)の料金は製造原価以下の値段で割引して販売
  • そのかわり基本料金をおおよそ¥3,000.-から¥10,000.-と高めに設定することで端末料金割引分を回収
  • 携帯電話会社を変わると端末は買い直しが必要

それが2010年からはこうなるはずです。

  • 端末料金は製造原価に利益を乗せた(つまりメーカとしてはまともな)値段で販売
  • そのかわり月額基本料金は安価に設定
  • 電波方式が同じなら携帯電話会社を乗り換えてもそのまま使えるようになる
  • 電波方式が同じなら海外製電話機も使用可能

具体的な金額が出てくるのはもっと先だと思いますがまず確定的なのは端末料金の値上がりでしょう。
今までだと端末の料金は安ければ¥1.-から高いものでも¥30,000.-程度でしたが、2010年からは¥30,000.-から高機能なものは¥7〜80,000.-なんていう料金にもなるでしょう。
そのかわり月額の基本料金は値下げされて、月額基本料金が数百円なんていうプランも出てくる可能性があります。
さらに最近始まった長期契約を行なうと端末料金や月額基本料を割り引く制度(割賦販売)と合わせる事で出費を抑える事が出来ます。
つまり2010年の改革以降は「同じ携帯電話会社を同じ電話機で長く使い続けるほど料金が安くなる」ことになります。
また携帯電話会社を乗り換えた場合、今でも電話番号は引き継げますが2010年からは移行先の会社によっては今まで使っていた端末をそのまま利用する事が可能になります。つまり電波方式さえ同じであればソフトバンクモバイルの携帯端末をDoCoMoで契約できたりします。端末は魅力的だけど通話状態がよくない人には携帯電話会社を乗り換える事で改善される可能性が出てきます。
ただしこれには技術的問題が有り、例えばウィルコムからDoCoMoとか、auからソフトバンクモバイルのように電波方式が変わる場合は端末の買い直しが必要です。(いまのことろ電波方式に互換性があるのはDoCoMoのFOMAとソフトバンクモバイルの3G、イー・モバイルの3社間だけ)
つまり2010年以降は「携帯端末の選択の幅は増えるけど値段は上がるので機種変するほど支払いが増える」ことになります。
そのかわり使用済みの端末を持ち込んで契約しやすくなるので車のように携帯電話の中古市場が出来てくる可能性があります。安くて型落ちだけど通話とメールさえ出来ればいいやという人には中古という選択はありではないでしょうか。
私のようにいい端末が出たらホイホイ買い替えるマニアな人は除くと、普通の人はきっと今契約している携帯電話会社にや端末に不満がなければそのまま長期に使い続けるのが一番リーズナブルでしょう。逆に不満があるなら今のうちに解決しておいたほうが良いのかもしれません。
携帯電話会社は通話料や通信料、コンテンツ利用料金など本来のサービスで勝負する事になるので、よりユーザからの評価がシビアになってくるでしょう。
なんにせよ長い目で見ると携帯電話への支払額は安くなってくるので、ユーザから見ればよい方向への改革だと思います。
ぜひ政治家に多い「口先だけで小手先の改革」ではなく、きちんと実行に移して欲しいですね。

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